まつぶたトピックス
規格外ニンジンが松阪豚のエサになる!?【エコフィード】
こんにちは!皆さんはエコフィードという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
今日は、近年盛んに取り組まれているエコフィードが近隣地域でも行われ始めたので、これについてお伝えしたいと思います。
エコフィードとは?
エコフィード(ecofeed)とは、“環境にやさしい”(ecological)や“節約する”(economical)等を意味する“エコ”(eco)と“飼料”を意味する“フィード”(feed)を併せた造語です。
具体的には、食品の製造過程で得られる醤油粕や焼酎粕などの副産物やパンやお弁当などの売れ残った食品、野菜のカットくずや非可食部、規格外農産物などを利用して製造された家畜用飼料のことを言います。
これらを乾燥、発酵、液化させたりして加工したものが、エコフィードとして家畜用飼料となるわけです。
なぜエコフィードが必要なの?
現在、飼料の大部分は輸入に依存している状態です。そのため、輸入飼料に過度に依存した今の畜産から脱却して国産飼料を拠り所にした畜産経営の実現を図るためにエコフィードは意義のあることだとされています。
松阪・伊勢地域でも飼料自給率の向上を図る取り組みとして、地域の未利用資源を利用したエコフィードの生産と利用が進んでいます。
そこで現在行われている具体的な取り組みをご紹介します。
規格外ニンジンのエコフィード実証実験
松阪市にあるこだわりのニンジンジュースを製造販売するファームステージ株式会社さんが、規格外のニンジンを伊勢市の県立明野高校生産科学科に豚の飼料として無償提供して、規格外ニンジンがエコフィードとして有効かどうかの実証実験が始まっています。
エコフィードは発酵させて豚のエサに
2月中旬に収穫が終わった規格外ニンジンは、半年かけて発酵させてサイレージという乳酸発酵させた餌にし、明野高校生産科学科が生産しているブランド豚「伊勢あかりのぽーく」で試していきます。
上手くいけば松阪豚にも規格外ニンジンのエコフィードを実践!
「伊勢あかりのぽーく」でうまくいけば、来年度には松阪豚もこの規格外ニンジンを使用したエコフィードを活用していく予定です✨
エコフィードによって肉質はどうなるの?
エコフィードをすることによって、安全性が落ちるのではないか・・・と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、エコフィードによってむしろ肉質が向上したという事例はたくさんあります。
例えば、
- サシが入りやすくなった
- オレイン酸(悪玉コレステロールを上昇させない不飽和脂肪酸)が増加した
- 舌触りが良くなった
- 甘みが増した
といった例が多数報告されています。
こういった特徴があることから、エコフィードから生まれたブランド豚も多数登場しています。
松阪豚の生産から持続可能な社会を目指します
エコフィードを活用することによって、食品ロスの減少、畜産飼料の自給率向上、さらには肉質の向上も見込めるというメリットがあります。
松阪豚の生産においても持続可能な社会に貢献できるよう、積極的に環境に配慮した新しい活動を取り入れていきたいと思っています。
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◾︎店舗情報
松阪豚専門店まつぶた
住 所 〒515-0011 三重県松阪市高町220-4
TEL 0598-30-8029/FAX 0598-30-8030
実店舗営業時間 10:00 ~ 19:00
定休日 月曜および年始