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豚肉が黒く変色している…これって食べても大丈夫？

2023.10.19

こんにちは!松阪豚専門店まつぶたです。

スーパーで豚肉が安かったのでたくさん買って、余ったものを家に置いておいたら、豚肉が黒くなっていた…なんて経験はありませんか？

そしてその豚肉、食べられるのか、食べない方が良いのか、悩みますよね・・・

実は豚肉の変色については食べられるものとそうでないものの2つがあります。そこで今日は、食べられる変色とそうでない変色の見分け方についてお伝えします。

そもそもなぜ豚肉は変色するの？

きれいな赤い色をした豚肉は新鮮な気がしますよね。ですがこれも変色の1つなんです。ここからはそんな豚肉の変色の理由についてお伝えします。

理由①酸化によるもの

実は精肉直後の豚肉は、紫っぽい暗い赤色をしています。

ですが、豚肉が空気に触れて酸化することで、きれいな赤い色になっているのです。たまにパックに入っている豚肉が一部分だけ黒ずんでいることがありますが、これは肉が折れ曲がったり重なったりして空気に触れなかったためです。

つまり、きれいな赤い部分がある豚肉の黒い部分というのは、酸化が進まずより新鮮さが保たれている部分ということになり、変色しているのはむしろ赤い部分になります。

理由②腐り始めている

さらに酸化が進んでいくと、鮮やかな赤い色が茶色っぽく変色してきます。ここまで変色した豚肉は、すでに傷んできている可能性が高くなります。

新鮮で黒ずんでいる豚肉と見分けがつきにくいこともありますが、そのようなときは加工日から時間が経っているかどうかで鮮度を判断しましょう。すでに日数が経っている豚肉が茶色く変色しているときは鮮度が落ちているので、できれば食べないほうが無難です。

豚肉が食べられるか食べられないかの判断基準

色の違いだけでは食べられるのか食べられないのか分かりにくい…と思われた方も多いでしょう。ここからは、変色以外で豚肉が食べられるのか食べない方が良いのかの判断基準についてまとめていきます。

判断基準①：消費期限や賞味期限

ほとんどの方がチェックしていると思いますが、傷んでいるかどうかの見分けにはまずは消費期限や賞味期限を確認することが大切です。

賞味期限は美味しく食べられる期間を記したものなので、期限が切れたからと言ってすぐに食べられなくなるわけではありませんが、消費期限は安全に食べられる期限を記したものなので、消費期限が切れたものに関しては安全性に問題がある可能性が高くなります。

また、賞味期限も消費期限も、豚肉を正しく保存した際に適応される期限です。冷蔵庫などに入れずに常温で置いておいた時間が長ければ、期限よりも早く傷んでしまうので注意してください。

判断基準2：異臭や悪臭

豚肉以外の食材にもいえることですが、食材は腐ってくると臭いが変わってきます。臭いをかいでみて、明らかに嫌な臭いがするようであればそれはすでに腐っている証拠です。

腐ったときの異臭にもいろいろありますが、ヨーグルトのような酸っぱい臭いやアンモニア臭、硫黄のような臭いがすることが多いです。変色の具合だけでは傷んでいるかわからないときは、調理する前に豚肉の臭いをかいでみましょう。