まつぶたトピックス

豚肉の生焼けは危険!生焼けの判断基準もご紹介

もうすぐ6月。

私たち飲食業界では、食中毒に細心の注意を払う季節になってきました。

 

ところで皆さん、豚肉を食べるときは、「中までしっかり火を通すように」と言われるのをよく聞くと思います。

でも、牛肉は中心がレアでも食べることがありますし、馬肉は馬刺しとして生で食べることもあります。

 

ではどうして豚肉は生で食べるのが危険なのか、今日は豚肉が生で食べられない理由について解説していきたいと思います。

 

 

 

なぜ豚肉は生焼けで食べてはいけないの?

牛肉は表面についた細菌で肉の中心部まで汚染されることはほとんどないと言われているため、レアの状態で食べられますが、豚肉を生の状態で食べると大きく3つのリスクがあります。

 

それぞれについて詳しく解説していきます。

 

 

1.E型肝炎ウイルスの影響

多くの豚は、小さい時にE型肝炎ウイルスに感染し、食肉として出荷される頃にはウイルスがいなくなるとされています。

 

しかし、豚肉の肝臓にごくまれにウイルスの遺伝子が残っているという研究結果もあり、そのような豚肉の肝臓を生焼けの状態で食べることで、人への感染が起きると言われています。

 

出荷前には全頭、目視で病変の有無を検査していますが、目視で確認できないE型肝炎ウイルスに関しては、ご自身で予防することが重要です。

 

E型肝炎ウイルスは十分な加熱により死滅するので、63度で30分以上の加熱、または中心部までしっかり火を通す必要があるのです。

 

 

2.食中毒のリスク

他の食肉でも言えることですが、豚肉にも少なからず菌があります。

加熱不足の状態で食べると、カンピロバクターやサルモネラ菌によって、食中毒を引き起こす可能性が。

これらの菌も加熱で殺菌することができ、中心温度75度以上で1分以上加熱することが必要です。

 

 

3.寄生虫のリスク

生焼けの肉を食べると、豚の筋肉に寄生しているサルコシスティス属の胞子虫に感染するリスクもあります。

 

ただ、松阪豚は農場の衛生管理が徹底されているため、寄生虫はかなり少ないです。

そして、仮に寄生虫が判明した場合には、廃棄措置となります。

 

 

 

これら3つのリスクを回避するには、中心部まで加熱することが必須です。

ご自宅での調理でも必ず中心部まで加熱してからお召し上がり下さい。

 

 

 

豚肉にしっかり火が通っているかの判断方法

豚肉が生焼けかどうかは肉を切って確認することも多いと思います。でも、それだけでは不十分なことも…

 

そこで、3つの判断方法を紹介していきますね。

 

1.肉汁の色で判断する

ハンバーグやローストポークが生焼けかどうかの判断は、肉汁の色を見れば分かります

ハンバーグであれば中央に、ローストポークであれば豚肉の一番分厚い部分に竹串を刺して、出てきた肉汁の色を確認してみてください。

 

肉汁が透明であれば火が通っている証拠。

赤い場合は生焼けなので、もう少し時間をかけて焼く必要があります。

 

 

2.中心温度を確認する

豚肉を安全に食べられるのは75度以上で1分以上加熱、または63度以上の熱で30分以上火を通す必要があります。

加熱後に豚肉の中心の温度を温度計で測定し、65度以上であれば生焼けの心配はないでしょう。

 

 

3.ピンク色は判断の基準にならない

生焼けを確認するときに、肉を半分に切って色で確認することも多いと思います。

しかし、ローストポークのように火は通っているのに断面がピンク色や赤色の場合もあります

これはミオグロビンというタンパク質の色であるため、生焼けではありません。

肉がピンクや赤色で心配な場合は、中心温度を確認するのが安心ですね。

 

 

 

まつぶたでは豚肉の扱いに細心の注意を払っています

まつぶたでは、精肉のほかにも松阪豚を使ったお惣菜やお弁当、揚げ物、加工食品の取り扱いがあります。

 

美味しい松阪豚をより安心安全に提供するため、法律に則った一般衛生管理を徹底し、精肉販売、お惣菜、揚げ物の調理を行っております。

 

安心してまつぶたのお惣菜やお弁当もお楽しみくださいね✨

 

また、衛生管理の面と松阪豚を最高に美味しく食すことを考えて、配送の際にはショックフリーズ製法という冷凍技術を採用しております。

※ショックフリーズ製法についてはこちら

 

遠方の方も安心して美味しい松阪豚をお楽しみ下さい。

 

 

 

豚肉は健康にいいお肉

沖縄が長寿県な理由は、「豚をまるごと1頭食べているから」と言われるほど。

それだけ豚と健康は切っても切れない関係です。

その証拠に、豚肉には疲労回復・ダイエットに効果があるビタミンB1が牛肉の13倍含まれているんです!

 

健康で元気な生活を送るためには欠かせない食材と言えます。

 

中心部まで加熱する正しい調理方法で、豚肉を美味しく安全に食べて健康になっていきましょうね😆

 

◾︎店舗情報

山越畜産 松阪豚専門店まつぶた


住 所 〒515-0011 三重県松阪市高町220-4
TEL 0598-30-8029/FAX 0598-30-8030
実店舗営業時間 10:00 ~ 19:00
定休日 月曜および年始

 

 

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